友人の小野寺愛ちゃん と 浅沼彩子ちゃん が主催する「こどものてしごと」教室にいってきました。
こども主役の、四季折々の行事のてしごと&お料理教室です。
今日は節分を前に、鬼のお面作りとメニューは「恵方巻きとせつぶん豆で作るおやつ」
こどもたちの理解を深めるために愛さんが選んだ絵本や紙芝居と、彩ちゃんが丁寧に選んだ有機食材でつくるこども目線のかんたんレシピがとっても良くって。
まずはその日のテーマにそったお話(絵本)から会がスタートするのです。
こども主体なので、トップダウンの進行や指示はなく、時には、これはやらない〜って子もいたり、途中で飽きちゃって遊びはじめちゃったりもするけど、
時折垣間見るこどもたちの真剣なまなざしや、個性、キラリと光るセンスをみつけると、
すごいなぁとおもう。
いろんな材料から自分好みの7種類をえらんで…
七福神にちなんで7つの具を入れると良いみたい。
選ぶ材料もこどもたちさまざま。
さいごに、自分のお土産用のおやつを順番につくりました。
(節分の煎り大豆を黒糖でカラメル風にして絡めました)
かれこれ、準備段階のうどん作りやバター作りなんかも参加させてもらっているのだけど、5歳の娘でも、一度覚えたらうどんがひょうひょい作れるようになっちゃうし、「ママ、今のバターがなくなったら作ろうね!」
…て…
食べるもの→買うもの になりつつある昨今、
自分の手で食べ物(作物)をつくれるこどもたちが増えることは、
未来への大きな大きな革命とおもうのです。
こどもといっしょに、
お米を育てておにぎり作ってみたいし、
小麦を育ててパンも作ってみたいし、
大豆を育てて味噌を作ったり、
そんなことを、地域の仲間たちとちょっとずつ出来るようになると
よいなあ。
・・・
銘々の恵方巻きを作って今年の恵方を向いてほうばるこどもたち。
「こどものてしごと」のコンセプトが素敵なので追記してみます。
本格スタートは今春からとのこと。
「こどものてしごと」で大事にしたいこと
1.じぶんでできた!
子どもはいつだってお手伝いが大好き。大人からの「あぶない」という声かけや、 子どもの小さな手では扱えない大人サイズの道具が、 子どもの自信をつぶしてしまってはもったいない。 子どもサイズの本物の道具を用意し、 大人の手出しをなるべく減らして「じぶんでできた!」 体験を重ねます。
2.手を使う
6歳までの子どもには「読み、書き、計算」よりも「折る、切る、貼る、縫う」が大切です。 身体を自分の意志通りに使えるようになっていくこの時期に手先の 活動を身につける過程で、脳もフルに働きます。強い意志や自信、 想像力の裾野を広げるには、 なんでも手を使ってやってみることが大切です。
3.過程をまるごと体験する
6歳までの子どもたちがほしいのは、答え<what>よりも過程<how>の体験。 焼き菓子を作るならバターを手作りするところからやってみたいし 、野菜や魚などの食材も、 なるべくもとの姿に触れるところからはじめます。畑での収穫、 釣った魚をさばく機会、 薪集めからはじめるアウトドアクッキングなども、 今後予定しています。
4.季節のめぐりを楽しむ5.おはなしの力
冬に味噌を仕込み、春には梅干しをつけ、夏は切った竹を使って流しそうめん、 秋にはリンゴやかぼちゃの焼き菓子。旬のもの、 手作りの美味しさを実感することで、 日本の季節のめぐりを楽しむことができたら素敵です。 湘南地域に眠る「おばあちゃんの知恵」 的な楽しさを親子で掘り起こし、 つないでいくきっかけをつくれたらと考えています。
昔から世界中どの文化でも、大切な知恵は子どもたちが大好きな「おてつだい」と「おはなし」を通して伝承されたものでした。 都会のいまを生きる親子の暮らしに「おてつだい」と「おはなし」 を取り戻すため、集まるたびに素敵なお話を一つ、紹介します。 願わくば、教室参加後も各ご家庭に「おはなし」 の楽しさが広がっていきますように。